日本語タイトル
ザ・プリテンダー 仮面の逃亡者
役名
Jarod(ジャロッド)
They say it is better to have loved and lost than never to have loved at all.
シーズン2以降は日本では地上波で放映されてません。ケーブルテレビでは放映されてたそうですが、私は北米版DVDを取り寄せて見ました。なので固有名詞等は全部英語に統一してます。日本語副題はケーブルテレビ放映時のものを教えてもらったので追記しました。どうでもいいけどパケ写加工しすぎて、目の下のほくろまで消えてます…。
Season2
S02E01 “Back From the Dead Again 死からの帰還”
Jarodが無駄に上半身脱いでる悪夢の中のシーンから始まってます。Mr.Parkerは行方知れず。代わりにMr.LyleとBrigitteが登場してきていきなりMiss Parkerのやり方を否定してきます。Sydneyも知らないJarodの悪夢の正体は、こっそりMr.Rainesが彼に行っていた人体実験の記憶と分かったり。その場にMr.Lyleもいたことが分かったり。
S02E02 “Scott Free スコットの解放”
息子を人質に取られて金庫破りさせられる男の仲間として潜入しつつ、彼と息子を助ける話。Jarodたちが押し入ろうとしてる店のセキュリティシステムの件で、Brootsが自分以外誰もパスワードを知らないって得意気に説明してるけど、その前のシーンでは強盗計画中のJarodがコンピューターにアクセスしててパスワードに『DEBBIE』って入れてます。Brootsの娘の名前です。バレてます。で、案の定、捕まえるどころか逆に閉じ込められてる面々。でも今回はMr.LyleとBrigitteに仕切られてるので失敗ざまあみろって回でした。
そんな笑えるシーンもあるものの、今回は父の日がテーマになっていて、子供Miss Parkerが父にプレゼントを贈ってるのを見て、子供Jarodも真似してSydneyにカードを贈るけど、ビジネスライクに拒否されてゴミ箱に捨てられてしまう。そんな傷ついた思い出をいまだに引きずっているJarodと、実は捨てたカードをこっそり大事にとっていたSydneyってすれ違いの悲しい話がメインのシリアスな回ではありました。
S02E03 “Over the Edge 断崖”
Mr.RainesがBrigitteと精神科医を使って、前シリーズ最後に自分を火だるまにしたのは誰か、犯人突き止めようとしてます。Miss Parker、Sydney、Brootsを疑ってたけど、その三人ではないと言われてます。けど最後に現れたJarodが受け取ったファイルに書かれていたのは…?→S02E10では犯人が(笑)自白してます。
S02E04 “Exposed 露出”
チャラい格好でグラビアカメラマンになってる今回のJarodは初めてドーナツを食べたのはここマイアミだってS01E05のエピソードに言及してます。一方で、Jarodの残したヒントを元にS01E09で会った母の過去を知る男と再会し、オルゴールを手に入れるMiss Parker。その中にしまわれた古い写真の母が抱いている赤ちゃんは誰でしょう。最後に何事もなくMr.Parker戻って来てます。
S02E05 “Nip and Tuck 目には目を”
Miss Parkerたちをつけ狙い撮った写真を送ってきた誰か。Angeloに解読させると、彼は「I decide who lives or dies.」と呟いてます。手に火傷の痕のある人物の姿が――これは車の爆破で死んだはずのKyle?
S02E06 “Past Sim 過去のシュミレーション”
加藤雅也さんが日本のヤクザTommy Tanaka役で出てきます。彼がMr.Lyleと話している場所にやってきたMiss Parkerが会うなり「久しぶりね」って日本語喋ってキスしてます。東京に留学していた時に付き合ってた設定だそうな。Miss ParkerはTommyって名前に弱いのか?(→シーズン3)とか、アジアン好きな姉弟なのかとか、先のネタバレしてみたり。
「この馬鹿は送金のことはお任せくださいと言ってるわ(←Mr.Lyleの話を説明してる)」
「男らしさを侮辱しちゃったみたいだわ」
「(親指詰められてるのを見て)Tommyどうしちゃったの?」
「(取引現場でパソコンに暗証コードを打ち込む時に)当然だと思うわ、私も。彼の能力を疑っているもの」
――以上、Miss Parkerの日本語台詞でした。
加藤雅也さん。カッコいい。
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Mr.Lyleは彼の態度に不信感を持ったMr.Raines(とMr.Parker)に指示されたMiss Parkerが妨害したせいでお金を取られて取引失敗してます。そのせいで最後にヤクザに狙われてますが、数話後の再登場で親指を詰められていたことが分かります。。。ネタバレついでに書いてしまうと、ヤクザの落とし前で小指ではなく親指を詰めるという謎設定は、映画版の最後まで引っ張られてます。
S02E07 “Collateral Damage 巻き添え”
Miss ParkerがBrootsの娘Debbieを預かってます。始めは子供のすることに苛立つ彼女もSydneyに諭されて自分と母のことを思い出してDebbieを受け入れてます。母が死んだ日にくれたプレゼントの包みをずっと開けられなかった彼女は、Debbieの言葉で開けてます。
S02E08 “Hazards 危険物質”
Sydneyの過去話。両親を収容所送りにして自分と兄の人体実験をしたナチス残党の医者Dr.Kriegを見つけて復讐しようとするけど撃てないって話。S01E15で廃ビルに閉じ込められたSydneyがMiss Parkerを一度慰めたことがあると言っていて、それは彼女の母の死の時だったと分かるシーンがありましたが、Miss Parkerがそのエピソードに言及してます。また家族を奪われたSydneyに子供Jarodが「これからは僕が家族になるよ」って健気に言ってた回想シーンが出てきてますが、最後に今のJarodも電話でこう言ってます。
And you’re still my family.
S02E09 “FX F/X”
今度はAngeloの過去。かつてTimmyと呼ばれていた男の子はMr.Rainesによって人格を失ってAngeloに生まれ変わったと。
S02E10 “Indy Show 音速の攻防”
昏睡状態だったSydneyの兄Jacobが束の間目覚めますが余命は残りわずか。口封じにきたThe Centreの暗殺部隊から逃れ、Jacobが知っているJarodの過去やMiss Parkerの母のことをいくつか聞き出し、彼の死までを看取ります。彼との会話でSydneyはS01最後でMr.Rainesの酸素ボンベぶち抜いて殺そうとしてたことを告白してます。それを聞いて驚いてるMiss Parker…。一方元F1レーサーでもあるマリオ・アンドレッティがチーム監督の本人役で、インディカーレーサーにプリテンドしたJarodにアドバイスしてます。
S02E11 “Gigolo Jarod ジゴロ”
『House』と『Home』の話。単なる建物を示すか、我が家や家族を含むか、日本語の『家』=『いえ』と『うち』の差と同じかな。さてジゴロってタイトルからあれですが、Jarodがデートクラブに所属して寂しい女性を救ってたり、Miss Parkerモデルの挿絵付きでハーレクインみたいな恋愛小説書いてたり。彼女に電話して「寂しいなら900(Premium-rate number→アダルトチャンネルの定番)に電話してろ」って言われてたり、バレンタインの砂糖菓子で「Be my valentine」て告白してたり、二人のファンにはサービス満載な回でした。よく見ると最後の砂糖菓子を掴むシーンでMiss Parkerの指輪消えてます。
S02E12 “Toy Surprise 暗殺命令”
Miss Parkerの母の命日に父の命が狙われます。組織の誰かに依頼されてるBrigitteを止めようとするMiss Parker。女同士のリアルバトルの回。
S02E13 “A Stand Up Guy 立ち上がる男”
父Mr.Parkerの指示でMiss ParkerがMr.Lyleを始末します。銃で撃って海に落ちたはずの彼。でも揚がったのは頭部とか腕とかが欠けた死体で…。
S02E14 “Amnesia (a.k.a. Unforgotten) 忘れ得ぬもの”
Jarodを助けたArgyleが金目当てに彼をThe Centre(のBrigitte)へ売ろうとする話。Jarodが記憶喪失になっているので、フラッシュバックシーンはちょっと総集編気味でもあり。母の幻が現れて励ましたりピンチを救うヒントをくれますが、念のため書いておくとJarod母の方は死んでません。笑。S02E03でもお空に浮かんでたけど。。。Argyleと愛犬はこの後も2回のエピソードに出てきます。1シーズンに一度出る契約してた?
S02E15 “Bulletproof 弾痕”
JarodからSydneyに届いたのは出生証明書。その子の母親はかつてSydneyがThe Centreで社内恋愛してた恋人Michelleで、妊娠が分かった彼女は組織に脅されて二度と会わないか彼が死ぬかを選べと言われて消えてたと。Sydneyは息子Nicholasの存在も知らなかった。MichelleにはNicholasを産んだ後に結婚したと聞かされ身を引くSydney。でも彼女、彼へ贈った金時計に彫ったジュテームって言葉は永遠に本気だとか、思わせぶりなことも言ってました。うーんフランスの女って感じ?
S02E16 “Silence 沈黙”
Mr.Rainesがこっそり育成していた多重人格の謎のキャラにMiss Parkerが襲われてます。そのキャラはこの後は出てきてないからそれっきりだけど。。。今回は麻薬取締局の心理学者になって事件の目撃者の男の子を保護して証言を聞き出そうとしてるJarod、グラスのチョコレートミルク(牛乳と粉入れるやつ)をガシガシかき混ぜすぎ。泡立ちそう。
S02E17 “Crash 墜落”
Jarodが送って来たイヤーブックを元にとある同窓会に潜入したMiss Parkerたちは、Mr.LyleがBobby Bowmanという名で在籍していたことを突き止めます。また彼の養母に会って、反抗的な彼を養父が小屋に閉じ込めていた過去や、親友を殺した疑惑、彼が自分自身の死を偽装して逃げ出したことを知ります。Lyleっていうのは養父の名前で、Bobbyは彼をミスターって呼んでたとか。要するにMr.Lyleっていうのは養父に由来してると。そして頭部のない偽装死体を残して養父に自分を殺した容疑をなすりつけたとか。てことはS02E13の死体も…。
S02E18 “Stolen 誘拐”
身代金目当てに息子を誘拐されたお金持ちになり代わってるJarod。最後に捕まって、子供の命がかかってるからって逃がしてって頼むけれど――。Mr.Rainesの部下が乱入して撃とうとしたり、銃構えたMiss Parkerの前にSydneyが立ち塞がったり、下で待機してたBrootsの上に逃げたJarodが降ってきてBrootsはコーヒーこぼしたり(笑)した後に、無事に救出&逃亡してます。
S02E19 “Red Rock Jarod 赤い砂漠”
心臓病の女性保安官の息子が倒れて介抱したJarod。何故心臓移植しないか聞くと、息子はAB-Negative型(AB型RHマイナス)の珍しい血液型だからドナーがいないという答え。300,000人に1人の確率で、自分も同じ型だと言ってるJarod。わざとらしい展開です。その後、妊婦の妻を人質に別の男性保安官を脅してた、やっぱり生きてたMr.Lyleに捕まって殴られたり麻酔注射されたりします。探しに来たMiss Parkerもこの保安官に逮捕されてます。
Mr.LyleはJarodを捕まえてThe Centreに復帰するのが目的で、ついでにヤクザに詰められた親指を奪って自分に移植しようともしてます。。。親指ピンチなところで、S01最後に死んだはずの弟Kyleも再登場。S02E05でも前ふりしてました。死んだはずじゃと意識朦朧の中で呟くJarod。目覚めると弟に介抱されてます。先に人質を探そうというJarodと、Mr.Lyleを始末するというKyle。紛らわしい名前です。結局、説得して人質を助け出します。Miss Parkerも抜け出してMr.Lyleと対峙しますが逆に捕まって――
追手も迫る中、JarodとKyle、Miss Parkerを人質に取ったMr.Lyleが互いに銃を構えて対峙することに。KyleはJarodを撃とうとした弾を受けて倒れます。最後はJarodがKyleの遺体をヘリで運んで最初に出てきた女性保安官の息子に心臓移植させます。数日後、どこかへ向かうバスの中で、匿名提供者により移植が成功したという記事を見ながらKyleに呼びかけるJarod。
Good for you, little brother.
Good for you.
※人質を救出してMr.Lyleを倒しに行く時に、男性保安官のライフル銃を受け取らない正義の味方のJarodの横でKyleは「I’m no hero.」って言って受け取ってます。そして最後に移植が成功した時に病院でこの保安官が匿名の提供者に対して「He was a hero.」って言ってるのがこれの返しになってます。泣かせるためだけに再登場した弟でした。(→次シーズンのS03E10では移植受けた少年が再登場してます)
→弟Kyle役のJeffrey DonovanとMichael T. Weissは約15年後に『Burn Notice(バーン・ノーティス)』で再共演してます。こちらはJeffrey Donovanが主役で、Michael T. Weissは一回限りの犯人役です。オヤジギャグ言ってます…。その前の回にはSydney役のPatrick Bauchauも出てました。
S02E20 “Bank 人質”
Jarodからとある銀行のパンフレットを送られたMiss Parker。そこの顧客のMr. Fennigorは彼女の母が生前友達と呼んでいた男で、今はThe Centreから口封じの金を受け取っていたり。貸金庫には母が娘に贈ろうとしていた手紙が残されていたり、Jarodの家族の秘密が残されてたり?
S02E21-22 “Bloodlines Part1-2 蘇る過去・前編/後編”
母の出産を記録した過去のディスクからMiss Parkerには双子の弟がいたことが分かります。父すら死産だったと思っていて存在を知らなかった弟は、Mr.Rainesがこっそり生かしていたらしい。過去の事情を知るMr.Fennigorの残したファイルによると、弟はAngeloかMr.Lyleのどちらか。そしてMiss Parkerの母親を殺したのはJarodの父親のMajor Charles(Majorは軍の階級で少佐)。それ聞いてMiss ParkerがJarodに銃乱射したり。彼が追い詰められてThe Centreの面々が揃ったところで、行き過ぎたMr.Rainesを止めるため事前にSydneyが仕掛けていた爆弾が爆発して、辺りは火の海に包まれてシーズン終わり。
今回のゲスト出演で、Mr.Rainesたちに新しいPretenderにされそうになってる天才少年Daveyは、日本でも有名なHaley Joel Osmentが演じてました。この頃は可愛いね。
※前シーズンで出ていたJarodの父の謎『パイロット』『Flying Cross(飛行軍人に贈られる勲章)』は彼が空軍パイロットだったという答えにつながってます。
[おまけ] S02E09~ TV版オープニングの台詞
There are Pretenders among us.
* I was taken from my family.
Thirty-six hours and he’s already demonstrating more talent than any of our others.
* How many people died because of what I thought up?
* Since I broke out, I’ve spent every moment searching for my past.
He’s a Pretender――
A genius who can become anyone that he wants to be.
– The Centre wants him alive.
– Preferably.
He defends the weak and abused.
Life’s a gift.
– You a doctor?
– I am today.
※基本はドラマ中のシーンをカットしてつなげてるだけ。シーズン4のオープニングは一部画像が変わってます。そして * の3点の部分を音声(と一部画像)撮り直したらしく、喋りがよりくどくなってます。←マニアック…。