[1994]Red Shoe Diaries

日本語タイトル

・赤い靴(ヒール)を抱く女
・官能のダイアリー

出演回

S03E02「The Game」

役名

The New Man

Tell Me, Touch Me, Show Me…

Red Shoe Diaries - The Game

このDVDも『Fade』『Net Worth』と同じく、Amazon.co.jpにはなくて、Amazon.comにはあるもののずっと送ってくれなかったため見られなかったのですが、それらより更に遅れること数年、ようやく海外配送をしてくれる業者さんが出てきてゲットできました。まあ代行使えばいいんだろうけど、大昔にビデオで見たことあったので内容知ってたし、そのうちと思ってずるずると。例のごとく送料の方が高かった上、三週間くらい待ってようやく手元に届きました。なんて言ってたら最近になって『官能のダイアリー』ってタイトルで一部だけ日本でもオンライン配信されてるようです。今回の『The Game』はなかったけどね。

このドラマは恋人を自殺で失ったDavid Duchovny演じるJakeが主演で、彼が癒しを求めて他の女性たちの秘められた物話を聞く――というシリーズです。彼以外の登場人物は毎回変わります。各話30分もありません。彼は犬連れてさまよってます。エロティックロマンスってIMDbの説明に書いてありました。このドラマは『The X Files(X-ファイル)』の前ですから宇宙人も出てきません。そして雰囲気も全然違います。

ちなみに彼の恋人役を演じているBrigitte Bakoはもう死んでる状態なので、オープニングや主人公の回想に出てくるだけで直接の絡みはありませんが、のちに『G-Spot(恋するハリウッド日記)』でMichael T. Weissと共演してます。そっちはコメディだけど。

そしてこのドラマは上に書いたように毎回登場人物の変わる一話完結型ですが、前段階として自殺した恋人と主人公Jakeの物語の映画があります。そっちもタイトル『Red Shoe Diaries』で紛らわしいですが、日本公開時のタイトルは『続・蘭の女 官能のレッドシューズ』っていうそうです。これがBrigitte Bakoの初主演作だそうな。

エロドラマなのにひとりだけ爽やかな男…。

さてそういうドラマなので、今回のMichael T. Weissも一話のみのゲスト出演です。見た目は眼鏡で短髪、ヒゲなしです。爽やかです。そして若いです。だって23年前だってよ!『Jeffrey(ジェフリー)』『The Pretender(ザ・プリテンダー 仮面の逃亡者)』初期の時の髪型+眼鏡。時期的にもこの前です。シンプルな生成りのTシャツとチノパン。ラフな格好でも、もう存在してるだけでカッコイイ。ありがとうございますって画面拝みそうになりました。←ええ、私はアホです。

浜辺で一緒に歩く彼女のLilyになにがあったか訊ねる彼。渋る彼女を促すと、Johnという男とのゲームの話をし始めます。目隠ししてエロい質問してたり全部そっち系の話です。脱いでる彼女とJohnの回想シーンは全部それです。エロティックなロマンスってだけあってかなり激しいですけど、正直、邪魔なんですけどー。と真剣に抗議したくなってくる私。お姉ちゃんのおっぱいはいいから歩いてる彼を見せろと。

抗議が通じたわけじゃないけど、時々波打ち際を歩くシーンに戻ります。彼はLilyの話を歩きながら聞いてます。そしてまた回想。ゲームはエスカレートして、雨の中で人前でコート脱いで裸になってみたりそれをビデオ撮ってたり…。

浜辺の彼はいつの間にか眼鏡外してます。だんだん彼女の話に引いてるよーな。は?って感じで横目に見た時の冷たい顔がかっこよすぎです。

そのうちJohnはどこかのエロい姉ちゃんを望遠鏡で盗み見して彼女にも見せてます。と思ったら金髪のお姉さんも出てきて三人でゲームして、その後は勿論、Hも始めてます。

そんな話を岩場に手をついてポーズ決めて真剣な顔して聞いてる彼。Jarodの顔してます。同じ役者なんだから当然です。ほんとに見てるこっちが萌え死にそうでやばいです。でもクールなところがむっつりすけべな役にも見えて、ひー。でもビジュアルは涙出るほどカッコいい。

Johnはエスカレートして、仕事中にエロいことさせようと電話で指示してます。パンツ脱がせた挙句、窓の外の人の前でやらせようとしてLilyに拒否されてます。そしたらJohnは怒って電話切ってしまう。――で、ここでまた海岸の真顔の彼に戻る。ひたすらカッコいいんだけど、だからこそ落差激しすぎだって。だんだん笑えて来ます。

LilyはそうやってJohnが彼女をコントロールしようとしてたと振り返ってます。次のシーンではJohnの言うことを聞くためにおっさん引っ掛けて売春してます。でもJohnを思い出して嫌がってるところで、当人が助けに来てます。それでますますJohnにはまってしまう洗脳されてた彼女。最後はギリギリで正気に戻って拒絶してます。

そしてまた真顔の彼。Lilyを慰めてたりします。岩場に背中ついて彼女の肩を抱いて僕がここにいるみたいなことを言ってます。いわゆる壁ドンシーンなんですけど、壁際にいるのが彼。普通は女が壁に背中向けるよね、なんか違くね?と微妙な違和感もカッコいいからまあいいや。

そして最後には海岸沿いで笑いながら「One foot in heaven」って二人で歌って、両手つないでくるくる回ってる青春映画みたいなのやってました。その後は彼女を抱きしめて仲良くどこかへ歩いて行って終わり。役名の『The New Man(新しい男)』ってそういう意味だったのねと。つまりは元彼との過去を聞いた今彼の役でした。

話を聞きながら浜辺を歩く真顔の彼と、Lilyのエロい回想シーンとのギャップがありすぎて、もはやギャグになってたけど、それでも彼はとっても爽やかでした!私の脳内では、この海岸歩いてるシーンが『Remember Me』につながります。ほんとにもうカッコイイー。こんなハンサム見られるなんて生きててよかったって画面見ながら思いました。

  
ちなみに今回、私が買ったのは2000年に出たDVDシリーズの1本ですが、『The Game』の他に2話収録されてます。『The Cake』が夫の誕生日に自分をデコレーションしてお祝いしようとしたら親族一同集まっていて……って話。Amazon.comのレビューでは何故か評価が高いしライター本人が降臨してる。『Like Father, Like Son』は若い恋人がいながら父の愛人に惹かれてしまう若い男の話。Arielle Dombasleのエロさで成り立ってる物語でした。彼女がフランスゆかりの女優さんだったりすることもあってかフランス映画チックで、ストーリーとしてはこれが一番面白かったです。勿論、私はMichael T. Weissを見るためだけに買ったので『The Game』がトータルでは一番ですが!爽やかさはエロに勝つのである。

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