[2006] Razor Sharp

日本語タイトル

なし

役名

Dex

こんなカッコいい役を見られるなんて、生きててよかった

25分ほどのショートムービーです。DVD化してないのですが、公開当時ファンサイトに上がっていたキャプチャー写真を見てあまりの格好よさに「これ見るまでは死ねない」と心に誓った作品です。どうやって観ようか悩んで夢にまで見たり、アメリカまで行こうか考えました。行ってどうする…。結局、数年かけてムービーアワードセレクションみたいなので放映されたものの録画を知り合いの知り合い経由で入手できたという苦労の経緯があります。

※後日2015年追加。監督Marcus Perry本人がyoutubeに全部上げてくれてます!
https://www.youtube.com/watch?v=Ew3EMEkcHtk

  
本編正味23分ほどのうちMichael T. Weissの出番は約4分。いちいち測ってんのかって言われそうですが、そこだけ編集してリピートしてますから!悲しいことがあった時はくり返し観てます。何にもない時も観てるけど。

ストーリーは泥棒のVeronica Sharpeが、地下の謎組織ボスのDexに暗号解読装置(コードブレーカー)の盗みの依頼を受けて、すごい巻き舌で喋ってる仲間Bryceの協力を受けてビルに潜入して実行するという話。Veronica役のCassidy Freemanがスタイルよくてアクションは格好いいし可愛いです。いろんな地名が出てきてるので、ワールドワイドに活動してるっぽい雰囲気出てます。

Michael T. WeissはDex役です。出番はVeronicaに盗みを依頼する時と、実行後に肝心のところを聞いていなかったVeronicaが怒って乗り込んでくる時と2回。コードブレーカーはモノだと思って突入したら両親殺されて囚われている天才ハッカー少女Isisがソレだったってことで、Veronicaは盗んで(救出して)来たものの、引き渡しを拒否して、私は泥棒だけど詐欺師じゃないとか怒って交渉決裂してます。

Dexは地下のアジトに住んでる悪の元締めみたいな役で、とにかくスタイリッシュでカッコイイ。短髪ヒゲなし(厳密にはちょっとあり)お洒落なスーツ姿と最高です。世の評価が『The Pretenderの人』だとしても、私の中では『この映画の人』になってるくらい一番好き。出番4分だけど。ビジュアルで言ったら私の中では長いこと『Dark Shadows The Revival』のPeterが一番でしたが(ひらひらレースシャツの王子様ファッション…)今回のDexが記録を塗り替えました!って、なに力説してるんでしょうか。。。はい、私はアホです。でもほんとにこの姿で連続ドラマしてほしい。

  
さて多国籍設定だからか、今回の彼の役は本人の提案でブリティッシュアクセントなんだそうです。言われて聞いてみると、出だしのIt’s been years.からRが消えて音伸びてる?他もいつもはもっと軽く流してる感じですが、今回ははっきり発音してるように聞こえたり。

ここで英語が得意な方とかアメリカ人は「いつもと違う発音、イギリス風カッコいい、きゃー!」って二度楽しめるんでしょうが、残念ながら私はきゃー!のレベルまでは行ってません。暗記するほど見てるけど慣れの問題かいつもの方が聞き取りやすいです。おいしいもの食べてる時とかは日本人でよかったって思う私ですが、彼のドラマを見ている時は英語ネイティブに生まれたかったっていつも思います。

こんなサイト作ってますが、そもそも『The Pretender(ザ・プリテンダー 仮面の逃亡者)』の続きが見たくて日本にないから英語版を取り寄せたのが発端ですから、私はアメリカ通とか英語が得意なわけではありません。最初にテレビで見た時は彼は吹き替えで日本語喋ってたし…。好きな俳優(Michael T. Weiss)が英語を喋るアメリカ人だからこうして英語で見ているだけで、フランス語を喋ってたらフランス語、中国語だったら中国語を覚えようとしていたでしょう。まあ難易度とかDVDとか情報の入手のしやすさ考えると英語の人で良かったよ。

と、そんな普通の日本人の英語レベルの私からすると、Dexは言い回しがくどいためオネエ系に聞こえる(見える)方が気になったり…。

派手なシャツ着てる上に、基本的にデスクで指示しているので上半身より上のシーンが多いため、いつも以上に顔と手の動きもオーバーだからって理由もあるでしょう。やーねえ、みたいなおばちゃん仕草してます。←一番好きとか言いながらそれ…。でもその分、顔のアップが多いから嬉しいです。

あとどうでもいい話として「メイシーズカードがどうの」って会話で、まずメイシーズカードってなに?ってつまずきました。クリスマスカードみたいなイベントに贈るカードか?ってぐぐってしまいましたが、なんのことはなくアメリカのMacy’sってデパートの会員カードらしいね。機能は違うようだけど、日本で言うと三越伊勢丹友の会カードみたいな?

そんなのもアメリカに住んでいる人には当たり前の話なんでしょうが、日本にはないので分からない。ドラマって文化も絡むから固有名詞すら難しいです。とりあえず全部理解できるアメリカ人がうらやましい。

Veronicaとの会話で東京での過去のトラブルに触れてゴーゴーダンスがどうとか言ってたけど、東京のイメージってやっぱエロいのでしょうかと思ってみたり。でも彼の口から東京って単語出てくるだけで、東京住みの私は嬉しいです。

ともかく若いVeronicaをなだめすかして任務につかせたり、キレたり同情引いて懐柔しようとしていたりしてるシーンも、リンゴ食べてるシーンも投げてるシーンもナイフ刺してるとこも、札束数えつつ鼻歌うたってるとこも全てがカッコイイ。もうカッコイイしか書いてませんけど、観た時に生きててよかったって思った作品です。

まあ新作情報知るたびに「これ見るまでは死ねない」って毎回思ってるんですけども。

ちなみに続編の『Razor Sharp: Renegade』ってのが出てますが、そっちは登場人物一新のシリアスドラマで全く別物になってるそう。彼も出てきてません。

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