日本語タイトル
なし
役名
Michael Winslow
断酒より女断ちした方が…
これも『Fade』と同様に、Amazon.co.jpにはなく、Amazon.comにはあっても日本に送ってくれなくて長いこと見られなかった作品です。最近になってAmazon.comから日本に送ってくれる業者さんが出てきてDVDが手に入ったので早速、見ました。
男4人(Thad、Woody、Robert、Michael)の友情物語です。彼らは100ドルだけ持って見知らぬ街(ソルトレイクシティ)へ行き、1ヶ月で誰が一番稼げるかって賭けをします。オリンピックが2002年にありましたが、その前年の映画でやたら旗とか映ってるので、オリンピック応援映画だったとか?
この映画を見るまで、何故かソルトレイクシティをカナダだと思い込んでたのはここだけの秘密です。ユタ州です。地図見たらめちゃアメリカの真ん中にありました。全然カナダじゃねえ!でも映画見たら街は綺麗で広大な自然もあってカナダっぽい?←無理やりこじつけ。いい加減にしないとアメリカとカナダの両方から怒られそうですが、緑に囲まれた自然広がる風景が印象に残ったのでいつか行ってみたいです。
さて物語に戻ると、4人の賭けは、マネーゲームを選ぶ、女を口説いてコネを作る、クラブで酔って女の子の家に居座る、襲われて有り金を奪われる、とそれぞれ違うところから始まります。そして彼らは自分自身を見つめ直して成長する、というのが主なストーリー。一番、調子がよかったRobertが最後はマネーゲームで損をして、仲間たちが稼いだお金を差し出して友情のが大事だねってことを確認し合うみたいな終わりです。
で、Michael T. Weissの役はMichael Winslowで、元は口の上手い不動産屋の営業。髪の毛あげててヒゲなしでスーツ姿も似合ってます。カッコいいけど今回は自分がカッコイイのを知ってて調子に乗ってる系に見えなくもない。それは女たらしの役だから。
スタートの時から通りすがりのお姉さんに声かけてついて行って、賭けに入ってからはひたすら女性を口説いてるかイチャイチャしてました。バーで酔ってくどいてみたり、ポエミーな長台詞を延々語ったりして(何かの朗読かもしれないけど分からない)、1時間半の映画の間に、2人と寝てて1人に膝枕されてて他3人を口説いてました。彼の登場シーンほとんどこんな感じ。いつもと違う方向で「なんつー役だよ!」ってツッコミまくり。そして今回も上脱いでます。それ以外でもやたらシャツはだけてたりしてます。
さて気になったのが、Michaelがバーでドライ・マティーニを頼んで、綺麗なお姉さんを口説きながら飲んでるシーン。彼が気取ってカクテルグラス傾けてて、女性の方は大きなタンブラーグラスで水を飲んでるの。ドライ・マティーニってアルコール度は強いけど、日本だと男性がカクテルで女がグラスってビジュアルはあんまりないよなと思ったり。
本格的な銀座のバーとかだと男性もカクテルグラスで飲んでたりするんでしょうが、日本の小道具的にはどっちかっていうとカクテルグラスって若い女性向けのアイテムとして使われてるよね?まあ若い女性が飲んでるのはもっとカラフルで甘いカクテルだろうけど、なんて。それだけ。
このお姉さんJenniferとはもちろん寝てて、紹介でレストランの仕事もゲットしてました。裸の彼女の腿のきわどいとこにクリーム塗って舐めてたりひたすらそんなシーンばかりです。その後の仲間と話すシーンではまた別のお姉さんに膝枕してもらってます…。
そして別の時には、また違う女性とイチャイチャしながら飲んでるところにJenniferが来たりしてます。彼女にもアルコール勧めるけど逃げられて、イチャイチャしてた方の女性とその後寝てます…。この彼女は結婚指輪してたような気が…。
その後に(職場のレストランで…)Michaelがまた別の女性を口説きながらアイスの盛り合わせにアルコールかけて火をつけてカッコつけてるシーンでは、今度はクリーム指ですくって相手に舐めさせてるんですが、こうやって彼がクリーム指ですくってるシーン見るの三回目だよなとかどうでもいいこと考えました。『Jeffrey(ジェフリー)』のカフェのシーンと、『The Pretender(ザ・プリテンダー 仮面の逃亡者)』シーズン2のTwinkieクリームでお仕置きする回。これらは自分で舐めてたけど。こういう演技って決めポーズ的なものなのかなとか考えてたら脱線しまくりです。
キスにもつれ込んだところで、女性の恋人だか夫に殴られて顔面血まみれになってました。病院で鼻に大きなガーゼ貼られてあざだらけで足引きずってます。ハンサムなのにひどい顔になってます。被害者なんですが、酔って調子に乗りすぎて相手を煽ったりしてたってことで、最後は断酒会に行ってみんなの前でしたことを告白してるシーンがあります。アメリカ映画でよく出てくるやつです。ここでJenniferも出てきて二年前から会員だって言ってます。だから最初のバーのシーンでもお水飲んでたり、お酒の誘いを断ってたのねって分かると。
でも見てる私的には、今回の役のMichaelはアルコールより、恋愛依存かセックス依存か分からないけど女断ちする会に行った方が!と思ったのが正直なところ。シラフでも手当たり次第にひたすら女口説いてたし。
というわけで今回はカッコよくてたらしな彼を楽しむ映画でした。そして私は『womanizer=女たらし』って、いつ使うんだよ?って言葉を覚えました。ちなみにこの映画のメイクは、メイクアップアーティストで彼の実のお姉さんJamie Weissが担当しているそうです。