日本語タイトル
マーヴル VS. カプコン3 フェイト オブ トゥー ワールド
他バージョン
ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3(アルティメット マーヴル VS カプコン 3)
役名
Dormammu(ドーマムゥ)
親戚を押し退けてゲームの声に聞き惚れる正月…。
間違えてゲームファンの方が迷い込んでこないように初めに注意書いておきますが、ここはアメリカ俳優Michael T. Weissのファンが作品の感想書いているだけのサイトです。他のページはアメリカのテレビドラマや映画の感想ばかりです。私はスーパーマリオでキノコに突撃するくらい鈍くさい女で、まともにクリアできるゲームはフリーセルくらいなので、ここもゲームの攻略法とか全然書いてありません。
さてそんなわけで今回はゲームです。そして声の出演です。他にもいくつか『Lords of EverQuest』ってやつや『Planescape: Torment(プレーンスケープ トーメント)』などのゲームや、ディズニー『Tarzan & Jane(ターザン&ジェーン)』とかアメコミアニメのヒーローとかのアニメの声優もやっているのは知ってますが、ドラマじゃないから顔出てこないし、アニメはそれでも見てるけど、私が鈍くさすぎてゲームは楽しめないし、ハードとソフト揃えなくちゃならないけど規格とかよく分からないし、ゲーム自体詳しくないからアメリカのビデオゲームって日本でできるのかな?とか思って今まで手を出していなかったのですが、お正月です。親戚の集まりです。
テレビも飽きてちびっ子たちはアニメを見始め、学生たちはゲーム始めてます。その中に『MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds(マーヴル VS. カプコン3 フェイト オブ トゥー ワールド)』って、2011年に出たゲームもありました。一度販売終了して2016年に再開されたらしい。タイトルどこかで聞いたことあるなと思う私。英語版は彼が声の出演してたんだっけ。当時海外のファンサイトで音声アップされてたよ。でも日本語版じゃ関係ないじゃん、とスルーしていたところ、親戚がこう言いました。
「このゲーム、キャラは英語喋ってるよ」
まじ?日本で売ってるゲームはきっと日本語吹き替えされてるんでしょーと初めからスルーしてましたが、日本語版のWikipediaにもちゃんとこう書いてありました。
日本語wikipedia-MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds
『キャラクターの音声は、マーベルサイドは英語固定、カプコンサイドはキャラクター毎に英語・日本語音声を切り替えることができるようになっている。以下略』
ドーマムゥ(ドクター・ストレンジ)
声:マイケル・T・ワイス
声の出演のところに名前も書いてあったじゃん。キャラクターの説明は途中からゲームの操作法になっててさっぱり分からなかったけど(当たり前のように「コンボ」「コンボ」書いてあるけど、そもそも「コンボ」ってなんなの?みたいな。→ゲーム用語で「連続技」のことらしい)。
灯台下暗し。『BONES』の時も日本語版のDVDの存在を教えてもらうまで全く気付いていませんでしたけど、彼はアメリカ俳優で日本で全然活躍してないから、どうせ日本には情報ないと初めから日本語では検索すらしていなかった…。ファン失格。今度からはカタカナでもちゃんと検索します。
てか英語wikipediaの方もよく見たら、「最初は日本語英語両方の声優を予定してたけど、Marvelキャラが日本語を喋るのはイメージに合わなかった」って書いてあった。そこから「だからMarvelキャラは日本語版も英語喋ってる」って私が思いつかなかっただけ…。プロデューサーの新妻さんて方が反対したおかげで英語になったそうですが、新妻様ありがとう!と思わず大阪のほう向いて(カプコン本社所在地)拝んでみたり。。。
英語wikipedia-Marvel vs. Capcom 3: Fate of Two Worlds
The development team originally planned to have English and Japanese voice actors for all characters. Niitsuma eventually decided against it, stating that having the Marvel roster speaking Japanese did not mesh well with the characters’ image.
※1/7追加。DVDと違ってゲームは買っても自分でできないので、代わりに感謝を込めてカプコン株を応援買いしときました。100株だけど。倍になるまで売らないから!ていうか売るのかよ…。→2020/8/4。倍になったけどまだ売ってないよ。
※ちなみにDormammuの出ているアメコミ『Doctor Strange(ドクター・ストレンジ)』は、何度もアニメやゲームや映画化されているようですが、彼が声を当ててるのは今回のこのゲームだけです。そしてこのサイトはいつも固有名詞は英語で統一してるので、日本のキャラ以外は基本英語で書いてます。
I will rule this world!
と、今まで何年もスルーしてたくせに、ここでいきなりゲームに興味が出てくる私。どのキャラだっけと慌ててぐぐる。『Dormammu』って名前のやつだって。日本語だと『ドルマムゥ』とか『ドーマムゥ』とか書いてある。『神秘次元ダーク・ディメンションの王』だって。なんか偉いヤツらしい。ビジュアルは…頭から火吹いてるキャラと覚える。とにかくそれ出して!
というわけで親戚の子たちを押し退けて画面に食いつくものの、「やってみる?」って言われたって右とか下とかボタン押しまくりの格闘ゲームなんて難易度高すぎます。うめき声ばかり聞く羽目に…。ちょっと触ってすぐあきらめて、「彼に何か喋らせて」と無茶言って親戚たちにゲームさせます。てか自分で操作してると声聞くどころじゃないからね、見てた方がいい。
けど格闘ゲームだから、「オウ」とか「ウリャー」とか「オラオラ(こんな日本語は絶対言ってない…)」みたいな野太いかけ声と「ウゥゥウウウ」みたいな唸り声?ばかり。更には「ウハハハハハ」みたいに笑ってて楽しそうです。悪役のようだし、人間じゃなさそうな生き物だから喋らないとかないよね?
「勝ったら台詞言うよ」
「じゃあ勝たせて!」
もう横から指示出しまくり。
戦闘中でも「Suffer!」とか「Like that?」「Beware!」とか短い台詞は連呼してます。火の玉投げたり放射してたり飛び跳ねてたり。素手でも殴ってます。そうかと思えば出番じゃない時は岩っぽいチェアに座ってたり。そこから立ち上がる時に反り返ってるのが、ちょっとゴ○ブリみたいでキモイと思ったり。王に向かって失礼な。
けど長い台詞がなかなか出てこないので、
「いっそ全キャラをDormammuにするとか?(どの声も彼とか最高すぎる!←アホ)」
「各一人ずつしか選べません(全部同じって分かりづらいだろ…)」
と、冷ややかに言われつつも、本人vs本人にしてもらったり。
何か知ってるキャラいる?って聞かれてみたけど、チャイナ服の春麗とSpider-Manしか分からない。他に知ってる気がしたやつは――
「あ、これドラクエのキャラ?見たことあるかも。(樽のやつ)」
「マーベルvsカプコンって言ってんじゃん!」
「???」
「ドラクエはスクエニだから、いないから!」
「???」
「版権が違うの!」
「任天堂じゃないの?」
「それハード」
とか言われてようやくタイトルとか版権の意味が理解できたり。。。ドラクエはファミコンのイメージあって=任天堂と思ってたけど、それすら既にいろいろ間違えていたことも分かりました…。けどポケモンは任天堂だよね?とか思ってぐぐったらわけが分からなくなった。み、見なかったことに…。
ちなみに樽のやつは『M.O.D.O.K.(モードック)』って名前のMarvelキャラだったらしいけど、これドラクエにいそうな顔してるよね?←まだ言ってる。てか鳥山漫画にいそうな顔なのね。
他にも親戚がやたら気に入ってて有料ダウンロードキャラ?とか言ってた『Shuma-Gorath(シュマゴラス)』ってひとつ目のタコみたいなキモカワお化けも日本のキャラかと思ったら、Dormammuのお仲間らしい。アメコミキャラってムキムキピチピチなやつばかりだと思ってたら意外と化け物系も豊富みたいでシュ。(※余談ですが今回英語圏で検索しているうちに、なぜ日本人はShuma-Gorathが好きなのか?って昔の古いトピックとかコメントをいくつも見かけましたが、日本人は触手好きのヘンタイだからって思われてるみたいでシュよ。日本語の口調が可愛いからって書いてる人は誰もいなかった。→こことかこことか、壮絶に誤解されてまシュ…。)
格闘ゲーム自体が詳しくなくてほとんど初めてちゃんと見た感じだけど、打たれてたり倒れたりする時に「AMAZING!」とか「AWESOME!」とかいちいち擬音が出てくるのは、漫画チックな表現だなと思いました。そして動きが派手で激しいね。←Marvel側はアメコミキャラだからアメコミ調を意識してたらしい。
A new will grips the earth, the sky, the aether! My will!
なんか地球握りつぶして言ってましたが、声だけでも超カッコイイ!低く囁くように語りかける声は渋くてとってもセクシーって、そんなあほなこと言ってるのはきっと世界で私くらいかも。。。と思ったら英語圏でも言ってる人いました。やっぱみんなそう思うよね?
Welcome to my realm.
地球つまんで言ってるこの声に惚れたし。着信音にしたし。「Dark Dimension」からのこの台詞、もっと聞きたいって親戚にお願いしたら、なんか条件が揃わないとこの技できないとか言われたし。
Dormammu様も(なんとなく様づけ…)頭燃えてて昆虫みたいな身体してるけど、だんだんハンサムに見えてきました。顔ないけどさ。動いてるとカッコイイ。彼になら世界征服されてもいいわ!ってまじかよ!?
役者のファンとして細かい点に触れとくと、Michael T. Weissはテレビドラマや映画でも大雑把に分けて高めの声と低いのと使い分けていて(更に役によってアクセントとか話し方も変わる)、インタビューや地声は更にもっと低いのですが、今回は低めの方でした。
言い回しの方はドラマの時の普通な喋りとは違って今回は、ダーク・ディメンションの王だから?ゲームだから?単語や文末を強調する大仰な話し方してました。日本でいうラスボス口調って感じの喋りです。ただでさえドラマでもくどい台詞回しが多いのに(褒めてます)、今回は更にオーバーアクションでくどくてノリノリって感じ。そしてドラマみたいに長い文章チックな台詞はないものの、格闘ゲームだから決め台詞だらけで素敵!
登場時
– I have no use for you.
– You will not survive this.
– Who dares defy the Dread Lord?
勝った時
– This planet is mine, and now you will die!
– You are broken. Farewell.
– I claim this all for my realm.
– Pah! As if your insignificant abilities were worthy of my notice!
みたいな。
ゲーム見ながらメモ片手に必死で聞き取りしてたんですが、帰宅して『Dormammu quotes』でネット検索したら海外のゲームサイトとかで台詞まとめてくれてるところがいくつもあった。フツーに私のメモよりたくさんあったし。。。それらによると『UMvC3』の方には『MvC3』では使われてない台詞があるとか、他にもunused(未使用)だった幻の台詞があるとか。やたら「I’ve come to bargain.」って台詞がヒットしてナニコレ?と思ったらこちらは2016年の映画のクライマックスでのDr.Strangeの台詞だったらしいとか。映画のネタバレまで知ってしまいました。
ゲームの話に戻ると、何度か対戦見て気づいたけど、呼ばれた時と勝った時に決め台詞とか言って、戦闘中は「Suffer!」「Feel the fear!」「Show me your best.」みたいな煽りや「Not bad.」みたいなリアクション、技の名前?をたまに言うか(「Dark Dimension!」とか「Power of the なんとか」ってよく言ってた)、笑ったり唸ってるパターンみたい。たぶん。
勝った時のポーズは毎回同じぽかったけど、対戦相手によって決め台詞は違ってたりするそうな。
「なら全部の声聞きたい」
と当然のように無理を言う私。
そしたらなんとこのゲーム、そういう声に応えてかBGMなしの音声だけ聴ける神モードがあった!素晴らしい。※でも残念ながら肝心の勝った時の台詞はないっぽい。それは勝利のご褒美ってことかな。誰か、台詞全パターンクリア出来るプロの人来て!
Ancient One, what is thy will?
正直、ルールとかキャラクターとか操作法は全然分からないまま見てましたが、オフラインだけじゃなくてインターネットでダウンロードしたり世界中と対戦できるモードもあるらしい。後続も出てる古いゲームみたいだけどまだ人気もあるんだそうな。年齢制限もあるようですが、こういう派手な格闘ものって小さすぎる子はあまり興味を持たないようで、更にある程度の年じゃないと操作も難しいってことで、自然と年齢で住み分けができちゃうみたいな感じ。逆に年行っててもとろいとプレイできないけどさ!
俳優としてのMichael T. Weissのファンは海外でもほぼ女性ばかりだけど、みんなあまりこのゲームには触れてないのは、本人の顔が見られないからって理由もあるけど、元々ゲームしてない人には環境揃えて操作覚えてキャラクターを喋らせるところまで行くのが大変ってのもあると分かりました。私もそれで今までスルーしてたわけだし。一方で海外のゲームやアメコミキャラクターファンのレビューとか見ると評価してるの男性ばかりで、こっちも住み分けできてました。。。アメコミは最近も若手俳優とかで続々映画化されていてそっちは女性のファンも多いらしいけど、ドラマの俳優ファンと、ゲームや漫画・アニメファンは日本でもアメリカでも似てるようで遠いね。とはいっても私もいつも彼の英語のドラマをなんとか原語で理解しようとして見てるので、日本のアニメやゲームを日本語で見ようとしてる海外のファンの人たちの気持ちはわかります。
そういうわけで私は新年早々親戚たちに無茶言って、代わりにお年玉を弾む羽目になりましたとさ。思いがけず彼の声が聴けて今年の運を使い果たしちゃったかも。今頃「親戚のおばおねえさん怖い」って言われてることだろう…。だってもう20年以上もファンなんだよ。許して。と、これ書いてて、20年前って今回のゲームの持ち主の親戚たち(高校生と大学生)はまだ生まれてなかったと気づいてショック受けた…。GAAAAAAHHHHH!!(←やられた時の声で)